よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

美術展:「岩佐又兵衛 浄瑠璃物語絵巻」@MOA美術館(in 熱海)に行ってみました(2018/5/26)

  この前の土曜日ですが、珍しく妻にドライブに行きたいと言われ、熱海に行ってきました。テレビで熱海の駅前の商店街を歩いているシーンとかを思い出して、なんとなく行ってみたいと思っていたので、行き先は熱海になりました。熱海に行くなら、MOA美術館に行きたいと思っていたら、これも普段はあまり美術館に行かない妻と珍しく意見が一致し、行くことができました。

  こちらの美術館、尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」があるので、見たい!と思っていたら、毎年2月にしか公開していないということで、見られませんでした。残念。

代わりと言ってはなんですが、今は岩佐又兵衛の絵巻の展覧会をやっているということで、見てきました。

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[展覧会概要]

・場所:MOA美術館(熱海) 熱海駅の北側の山に位置し、車で行きましたが、なかなか急な坂を上ってたどり着きました。熱海駅からもバスがあります。 駐車場はもちろん無料です。

・会期:2018/4/25(水)~6/5(火)  ※ あと5日くらい

・訪問時間:5/26(土) 11:30頃

・料金:1,600円(大人) - 絵巻以外にすべての展示が見られます。茶屋のお菓子付きの2,000円の券もありました。今度、行くときはこちらを買いたいかも。

・メモ:写真撮影OKです。(フラッシュは禁止。また撮影禁止の作品もあるので、ご注意ください)

www.moaart.or.jp

  美術館に到着すると妻が早速「お腹が空いた」ということで食事に。美術館にはカフェ、茶屋、そば、和食、洋食と結構な食事施設が併設されています。私たちは、今回はそばやに行ってきました。(1,700円の三種そばを食べました。くるみ、温泉卵、とろろ、紅葉おろし、小天、なめこ等のつけ汁から3種類を選びます。私はくるみ、温泉卵、とろろを選択)

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  さて、美術展の方ですが、浄瑠璃物語は奥州へ下る牛若と三河矢矧(やはぎ)の長者の娘 浄瑠璃と恋バナで、絵巻は12巻にわたる超大作です。MOA美術館で4年ぶりの一挙公開とのことです。

岩佐又兵衛は去年の年初に日比谷の出光美術館で「岩佐又兵衛と源氏絵」という展覧会があり、ここで私としては初めてじっくり絵を見ました。この時までお恥ずかしながら、あまりよく知りませんでした。面長のふくよかなほほの顔の絵がとても印象的でした。

  出光美術館で見たときの絵は、あまり色遣いが派手な感じではなかったと思いますが、こちらの絵巻は、なかなか色鮮やかで、屋敷の中で女性が多く描かれる場面や季節の花が描かれた場面等、金やそのほかの色彩がきれいで、とても華やかな感じがします。牛若と浄瑠璃がお互いに会うシーンなど、物語の情景がうまく表現されていると感じる場面もありますし、龍や天狗が登場するような場面もあり、かなり盛りだくさんで見ごたえがあります。物語の解説もついていますので、絵巻をみて、物語を読んでと、とても楽しく見ることができました。

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  MOA美術館ではこの他にも浮世絵や陶器などが飾られており、このときは野々村仁清の国宝「色絵藤花文茶壷」が展示されていました。

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  また、この美術館からの熱海の街、海の眺望は最高です。(この日は少し曇っていたのが残念でしたが)

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海を見ながらお茶できるカフェもありますので、熱海に行かれた際は是非、行ってみてください。また、この美術館に行くために熱海に行くもの良いですね。

 

※ 次の展覧会は6/8-7/17の「琳派 - 光悦と光琳」です。ちなみにここは能楽堂も備えているので、能の舞台も開催されています。